TBC-Tokyo Breast Consortium 乳がんの診断・治療をおこなう乳腺専門医のいるクリニックと、 センター病院の安心な連携を目指す研究会


連携インタビュー 私たち良いパートナーです!

〜「連携」から「連係」へ〜
連係インタビュー 私たち良いパートナーです!

このコーナーでは、病診連携がうまくいっているクリニックと病院、双方の立場から、連携がうまくいっている理由や今後改善したい点を挙げていただき、施設間の信頼関係の構築や目標の共有にむけての具体的なヒントをいただきたいと思っています。

連携インタビュー「突撃★となりの連携医師」(2010年12月〜2013年1月)はこちらのページです。

第3回 | 中澤プレスセンタークリニック 中澤英樹先生 & 虎の門病院 乳腺・内分泌外科 の皆様

中澤プレスセンタークリニック 中澤英樹先生
中澤プレスセンタークリニック 中澤英樹先生
虎の門病院 乳腺・内分泌外科 の皆様
虎の門病院 乳腺・内分泌外科 の皆様
@連携がうまくいっている理由
自分が長く仕事をしてきた病院なので、ドクターだけでなく、看護師や事務員などパラメディカルの人たちにも顔見知りが多く、診察や検査の予約などで無理を聞いてもらうこともありますが、いつも素早く対応して頂いて感謝しています。 距離も近いので、急ぐときにはその日にその足で受診してもらうことができるのも患者さんに喜ばれています。自分が非常勤で外来を担当しているので、患者さんの病状をリアルタイムでカルテから確認できることもありがたいです。 中澤先生は虎の門病院レジデント出身であり33年間当院に勤務された尊敬すべき大先輩です。中澤プレスセンタークリニックは徒歩15分圏内の近隣にあり、更に中澤先生は患者さんに対して優しく温厚に接しておられて、多くの患者さんをお願いしております。また隔週で当院の外来診療に携わっているため、しばしばお会いして近況報告などができることも連携に役立っていると思います。
A連携において改善したい点
頼りにしていた岩谷先生が退職されたのは残念ですが、新たに門脇先生と田村先生という優秀な女性スタッフが加わり、強力な布陣となりました。これからもいっそうきめ細かい連携を築いて、患者さんの満足度を高めて行きたいと思います。 当院レジデントの頃から9年間勤められてきた岩谷胤生先生が6月より留学されることになりました。今後は、今春より当院に赴任しました田村宜子先生と門脇が加わり、新たなスタッフでTBCの多くの先生方との地域連携が円滑にいくよう努めていきたいと思います。
B最近ハマっていること
ゴルフはさっぱりスコアが伸びないのでリタイアしました。最近はトレッキンッグと魚釣りに凝っています。写真は2年前にフィンランドの湖で名も知らぬ魚を釣ったときのものです。 診療・研究に多忙な日々ですが、川端英孝部長・三浦大周部長と共に皆で美味しいお酒と美味しいお食事を楽しむ時間が取れればいいなと思います。(文・門脇正美)

第2回 | 駒込病院 有賀智之先生 & 堀メディカルクリニック 堀文子先生

駒込病院 有賀智之先生
駒込病院 有賀智之先生

堀メディカルクリニック 堀文子先生
堀メディカルクリニック 堀文子先生

@連携がうまくいっている理由
堀先生は乳癌の専門家というだけでなく、リンパ浮腫に関する専門家でもいらっしゃるため一般の連携に加え、しばしば遭遇するする難治性の浮腫の患者さんの相談もさせていただいております。堀先生にご相談させていただいた患者さん方の評判は すこぶる良く、その話を聞きつけた他の患者さんから『私も紹介して下さい』と言わ れることもしばしばです。堀先生が特に専門性の高い領域のスペシャリストであるこ と、またお優しい性格であることが一番のポイントではないかと思います。 駒込病院は当地区の基幹病院として、地域の方々に古くから親しまれています。
有賀先生とはTBCを通じて初めてお話ししましたが、気さくで前向きな方ですので、お会いしてからは気軽にお互いの要望や状況を相談できるようになりました。
また、率直に要望を伝えて下さるのでニーズに応えやすく、私も地域のクリニックとして、なるべく細やかな対応ができるよう心掛けています。
A連携において改善したい点
紹介状をお書きするときに、しばしば長い長い医療歴の患者さんでは十分に内容が把握できる紹介状になっていないような気がいたします。連携において必要な情報を 過不足なく端的にまとめられる国語力を身に着けたいと思います。 画像や治療経過など情報共有の煩雑さです。
連携の際に、施設や医師によって紹介状の内容や書式がまちまちで解読するのに時間がかかります。
また、長い経過の詳細なサマリーを頂くと、相手に相当な労力を強いたかと心苦しくなる時があります。
紹介する側も受ける側も、もう少し手間無く効率的に情報共有できたら良いなと思います。
B最近ハマっていること
最近普通の携帯電話からiPhoneに買い替えました。たぶんとっても便利なんだろうと思いますがまだまだ機能を十分に活用できておりません。便利な機能を発見しうまく使いこなすという点においては医療連携に通じるところもあるかなと思う今日この頃です。 ダイビングとダンスです。
座りっぱなしの外来生活に危機を感じ、趣味とメタボ対策を兼ねて楽しんでいます。
やっぱり、体を動かすのは気持ちがいいですね。

第1回 | ブレストクリニック築地 猿丸修平先生 & 聖路加国際病院 山内英子先生

ブレストクリニック築地 猿丸修平先生
ブレストクリニック築地 猿丸修平先生

聖路加国際病院 山内英子先生
聖路加国際病院 山内英子先生

@連携がうまくいっている理由
  1. クリニックが、聖路加国際病院から徒歩1分の距離にあること。
  2. 乳がん術後フォローアップ、ホルモン療法の処方外来に特化していること。
  3. クリニックでの待ち時間が発生しないように、工夫、徹底していること。
  4. 電子カルテの共有化を実現しており、手間のかかる紹介状文章の作成や、電話連絡の必要性がないこと。
  1. 猿丸先生が忍耐づよく、誠意をもって患者さんをみてくださること。
  2. 1年に1回聖路加での年次健診を行い、患者とのうまい3点関係が築かれていること。
  3. 患者自身も何かあればまた聖路加にかかれると安心できること。
  4. 猿丸先生ももともと聖路加で診療をされており、聖路加の事情がよくわかっていること。
  5. 同じ電子カルテを共有でき、連携手続きが簡単なこと。
A連携において改善したい点
開院後5年経過しましたが、一人院長が診きれる患者さんのキャパシティーが限界に近づいてきました。 今後、どうすべきか、熟慮中です。
  1. 猿丸先生の限界がいつ来るか心配です。人員など何かもっと連携のできる医師なり、看護師が聖路加から提供できればと思います。
  2. サバイバーシップ外来のようなことが、もっと一緒に行っていければと思います。
B最近ハマっていること
料理です。目玉焼きしか作れなかったのに、いまでは卵焼きが作れるようになりました。 あるくピンクリボンになるべく、ひたすらピンクの洋服や物を集めることかな。

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